佐井村/医療・保健・福祉

赤十字の里づくり


三上剛太郎先生
三上剛太郎先生
 当村には、江戸時代末期から代々医業を営む三上家があり民間ボランティアの中心的な役割を果たしていました。
 中でも三上家8代目“三上剛太郎”は、明治37年日露戦争が始まると、翌38年1月、満州へ軍医として従軍しました。
 厳寒の黒溝台三尖包に仮包帯所を設営し、負傷兵の手当をしていた剛太郎たちは、ミシチェン将軍率いる屈強のロシア・コサック兵に包囲され、全滅の危機に瀕しました。
その時、剛太郎の脳裏には「ジュネーブ条約」が咄嗟に浮かんだといいます。
 三角巾2枚と赤い毛布を切り裂き縫い合わせた「手縫いの赤十字旗」は仮包帯所に高々と掲げられました。
 これを見たロシア軍は発砲攻撃を止め、囲みを解き去って行ったと言われています。
激戦の中、ロシア兵1名を含む70余名の命を救った手製の赤十字旗には今でも薄らと血糊の跡が残っているように見えます。
 後に、この先陣の粗末な赤十字旗は、スイスやイタリアの赤十字国際博覧会に展示紹介され、各国に赤十字関係者から“世界の宝”であると言われました。
 佐井村の「赤十字の里づくり」事業は、三上剛太郎先生の“仁愛の精神”と“求道の生涯”を手本とし、住みよい村づくり、いきいきした村づくり、文化の薫る村づくりを三つの柱とし、三上剛太郎物語の出版や青少年赤十字国際交流、赤十字活動普及事業、更には赤十字の里資料館構想の実現へ向け、人にやさしくともに生きる社会を目指して「赤十字の里づくり」をすすめています。

お問い合わせ
佐井村教育委員会
青森県下北郡佐井村字糠森20
TEL.0175-38-4506


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